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中部電力の深夜電力廃止で電気代アップ!今こそ「どうする?」を考える

monokane
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2022年4月、愛知県に住むものかねがひいきにしている中部電力ミライズが深夜電力(時間帯別電灯など)の夜間割引を廃止すると発表し、ものかねを含む多くのユーザーは大混乱に陥った。

夜間にたっぷりお湯を沸かしていたオール電化世帯は「え、電気代どうなるの?!」と青ざめている。東京のような大都市とは事情が違う中部地方でも、太陽光発電の導入拡大や夜間機器の普及に伴い、昼夜の電力需要差が縮小したことが背景にある。

つまり電力会社から見れば、「夜間だけ安くする意味はもう薄れた」というわけだ。このままでは電気代が跳ね上がる。そんな不安を抱える読者に向けて、現状を整理しつつ対策を探ってみよう。

我が家は楽天でんきへの切り替えた

そこでものかね(筆者)も行動に移し、中部電力の深夜割引プランを2022年3月で解除し、翌月から楽天でんき(プランM)に切り替えた。

理由は単純だ。楽天経済圏で使えるポイント還元が魅力的だったこと、そして何より基本料金が0円なのが大きい(プランMは電力需要の大きな事務所・店舗向けプランだが、基本料ゼロの平準化プランとして家庭にも適用できる)。


実際、切り替え後の2022年4月の電気代は727kWhで23,285円だった(使用量は多めだが、深夜電力割引の恩恵がなくなり高額になった)。

内訳は電力量料金727kWh×37.78円/kWh(税・燃料調整・再エネ賦課金込み)、再エネ賦課金・燃料調整と消費税で合計、この月の電気代は約2万3千円となった。

従来の深夜割引プランならもっと安かったはずだが、楽天ポイントで数%相当分が戻るので多少は救いがある。実際、結果を見て「結構イケるじゃん」と感じた点もある。

  • 楽天でんきの場合、基本料金0円で使わない月も安心。深夜割引はなくなったが、一定量以上を使う大口向けの料金体系で統一された。
  • ポイント還元は少なからず家計の助けになった。たとえばこの月、電気代2万3千円で楽天ポイント数百円分が後日還元される。
  • ただし燃料費調整単価(1kWhあたりの燃料費変動分)や再エネ賦課金はどの電力会社でもかかる。特に2022年は燃料価格高騰も重なり、これらだけで月2千円ほど上乗せされた。

楽天でんきに変えて気づいたのは、「需要ピークの値上げ分を補うには、やはり使い方を変えるか料金プランを見直すしかない」ということだ。そこで次章から、廃止の背景と選択肢を整理していく。

深夜電力廃止の背景:昼夜需要の変化と再エネ普及

中部電力ミライズの発表資料によれば、かつて「昼間の需要が高い」「深夜は低い」という前提で作られた料金メニューが見直されたという。

具体的には2022年4月1日から、昼間料金を引き下げ、夜間料金を引き上げ、さらに夜間運転機器向けの割引を廃止した。

理由はこうだ。太陽光発電が急増した結果、以前ほど昼間の電力需要が多くなくなり、一方で夜間でも家電を使う人が増えた。つまり「かつては夜間に電気を余らせるために安くしていたが、今は余裕がない」のである。

日中ピークの低下+夜間需要の増加で日夜差が縮まった結果、値上げが避けられなくなったわけだ。

加えて、国全体の再生可能エネルギー促進政策や燃料費高騰も影響している。

再エネ賦課金は1kWhあたり3円超(2022年度)で年々上昇中だし、燃料費調整単価も2022年春は1kWhあたり約1.17円まで上がった(前月比+49銭)。

これらは新電力にも同様にのしかかる。

結局「電気をめいっぱい使って生活費も抑えたい!」というユーザーの期待と、国・会社側の料金体系の齟齬が今回の混乱を生んでいる。

ユーザーとしては、もはやのモデルケースが示すように使用状況によって影響額が大きく変わるため、賢くプランを選ぶしかない。

「どうする?」選択肢の整理:大手vs新電力

では具体的に、どうすべきか。大きく分けて大手電力会社のプラン新電力のプランを比較してみよう。使い方の向き・不向きを踏まえて整理する。

中部電力ミライズの「従量電灯B/C」:王道だけどパンチは弱め

従来型の従量電灯B/Cに切り替える手は、王道ではあるが面白みに欠ける。

基本料金と段階的な従量料金がセットになっていて、契約アンペアをいじれば毎月の固定費を少しは圧縮できる。

ただ深夜割引は消滅、昼も夜も同じ単価なので「夜にガンガン使って得する」夢は見られない。

解約金こそないが手続きはお役所仕事並みに煩雑で、シミュレーションもクセが強い。

楽天でんき(プランS/プランM)―ポイントで殴るタイプのゼロ基本料

楽天ポイントで家計をブーストしたい人向け。

楽天エナジー(楽天でんき)の電気料金を楽天カードで支払うと、電気料金の1%(100円につき1ポイント)が還元される。これがカード決済で得られる最大のポイント還元率で、毎月の獲得上限は1,000ポイントに設定されている。

プランM(6kVA以上)は昼夜一律37円台/kWh(中部エリア)。

月500kWhを超えるヘビーユーザーならポイント含めてトータルでお得。

ただし単価は年々しれっと上がっており、少量世帯には割高リスク。燃調・再エネ賦課金は容赦なく乗っかる点もお忘れなく。

Looopでんき―市場連動でスリリング、でもハマれば最安クラス

基本料ゼロの代名詞。JEPX連動「おうちプラン」はリアルタイム価格をそのまま転嫁するスタイルで、夜間が安い日に合わせて使えれば確かに安い。

だが市場高騰日にぶつかると笑えない請求が飛んでくる博打要素もある。

夕方ピークを華麗にスルーできるライフスタイルを持つ人、再エネ高比率に魅力を感じる人なら検討の価値アリ。

オクトパスエナジー―AIと再エネで斬り込むタコ足戦略

2021年に東京ガスと合弁で殴り込みをかけた英国発ベンチャー。

解約金ゼロ、縛りゼロ、基本料金ゼロ(シンプルオクトパス)、さらにAIでコストを最適化――とにかく攻めている。

実質再エネ100%のグリーンプランも用意しつつ、中部エリアでは楽天より1kWhあたり数円安いケースがゴロゴロ。

monokaneで試算したら1,269kWh/34日で楽天より約1万円安かった。サポートも意外と丁寧で、「新電力=不安」をひっくり返しに来た感じ。

その他の新電力・ガス会社―キャンペーン沼を泳ぎ切れ

東京ガス、東邦ガス、シン・エナジー、CDエナジー・ダイレクト…枚挙にいとまがない。

ガスとセットで割り引く王道もあれば、容量割や時間帯割でニッチを攻める会社もある。

各社キャンペーン合戦が激しく、乗り換えタイミング次第では現金バックやクーポンが転がってくる。沼る覚悟があれば、複数社を試して回るのも一興だ。

上記のように、目的別にプランを選ぶのが鉄則だ。

たとえば「夜間にエアコンや給湯にたくさん電気を使う」なら、基本0円プランで1kWh単価が安めのプラン(楽天でんき・オクトパス・Looopなど)が向いている。

一方「日中も同じくらい使う」なら基本料金アリで電気使用量全体でおトクなプラン(大手電力の従量プランやガス会社の電気プラン)が選択肢になる。

ポイント重視なら楽天でんき、グリーン志向ならオクトパス、と用途によって絞り込もう。

また、各社サイトには料金シミュレーションがあるので、実際の使用量を入れて比較検討するのもオススメだ(中部電力ミライズも専用サイトでシミュレーションを案内している)。

ものかねはオクトパスエナジーに乗り換え予定

ここまで色々見てきたが、ものかねからの最終提案「オクトパスエナジー」だ。

オクトパスは上述の通り、再エネ電力をたっぷり使いながら料金もアグレッシブに攻めており、特に基本料0円プラン「シンプルオクトパス」はメリットが大きい。

実際のユーザー報告では、楽天でんきからオクトパスに切り替えたら年間で数万円安くなったという例もある(monokaneでは約20%安くなる試算)。今なら公式サイトから申し込むとお試しキャンペーンで現金キャッシュバックがつくこともある。

いずれにせよ、深夜電力廃止後は各家庭で検討が必要だ。

電気の使い方を見直すと同時に、従来の契約に縛られずに自由化のプランも積極的に比較することで、電気代の上昇を和らげられる。

monokaneでもオクトパスエナジーの活用を詳しく解説しているので、そちらも参考にしつつ、納得いく選択をしてほしい。

電気料金は見直し可能な固定費だ。面倒がらず、まずは電力会社の変更・料金プランの切替をシミュレーションしてみよう。

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ものかね
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倹約物欲ブロガー
愛知県出身の39歳倹約物欲ブロガー👾中小企業に勤めて20年➡︎年収900万だけど仮想通貨で借金400万➡︎倹約と物欲の狭間でもがく社畜➡︎物欲に負けて買った物とかをレビューしてます➡︎ヒト・モノ・カネが大好きなアフィカス➡︎Amazonアソシエイト&楽天アフィリエイト参加中
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